静岡在住のピアニスト諸星智美と、大阪のチェリスト堀江牧生がお送りする、モスクワ音楽院出身のスターピアニスト達と繰り広げる音楽番組!
演奏したり喋ったり、どぅるーじば(友情)を培った彼らの素顔を楽しんで貰えるよう、全力で頑張ります!
ぜひ遊びに来てください!!
メンバー
堀江 牧生(ほりえ まきお / チェロ)
1990年大阪生まれ。
東京音大付属高校(D.フェイギンに師事)、モスクワ音楽院(故N.シャホフスカヤに師事)卒業。卒業時実技最高点を得てモスクワ音楽院ボリショイ・ザールで演奏する。ウィーン国立音楽大学大学院卒業後コース修了。第10回ビバホールチェロコンクール2位、プロコフィエフに捧げる国際コンクール(モスクワ)グランプリ等。大阪フィル、関西フィルを始め、キーロフ、トリアッティ等ロシア各地のオーケストラとも共演。指揮者として「ロココの主題による変奏曲」を弾きぶりする他、モーツァルトのピアノ協奏曲をA.シャイキン(現モスクワ音楽院ピアノ科助手)等と共演。作曲家としても活動を展開し、チェロアンサンブルグループの10周年記念作品を手がけ、リペツク(ロシア)では自作のチェロ協奏曲を初演し、喝采を受ける。
松方ホール音楽賞、青山財団音楽賞新人賞、2010〜2012年度ロームミュージックファンデーション、2014〜2016年度ヤマハ音楽振興会奨学生。2017〜2018ロシア国立ボリショイ劇場団員。現在はフリーでソロ、室内楽の演奏活動中。毎月平日朝に行われた「堀江牧生のチェロの朝」では、自作ソナタ、朗読劇付随音楽の作成と演奏等様々な試みで好評を得る。
諸星 智美(もろほし ともみ / ピアノ)
静岡県立沼津西高等学校芸術科を卒業。常葉学園短期大学音楽科卒業、同短大専攻科音楽専攻修了。2014年、渡露。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院本科にてセルゲイ・クズネツォフのもと研鑽を積む。第6回大阪ピアノコンクール第2位。若き音楽家の為の国際音楽フェスティバルデュオ部門第1位。これまでにピアノを石川晴恵、大野浩嗣、アレクサンダー・セメツキー、セルゲイ・クズネツォフの各氏に、伴奏法をナターリヤ・バゲラバ、室内楽をセルゲイ・ボロノフの各氏に師事。現在、常葉大学短期大学部音楽科非常勤講師(伴奏助手)。
スペシャルゲスト
佐藤 彦大(さとう ひろお / ピアノ)
盛岡市出身。東京音楽大学大学院鍵盤楽器研究領域(ピアノ・エクセレンス)修了、ベルリン芸術大学及びチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院において更なる研鑽を積む。2009-12年度ロームミュージックファンデーション、2013・15年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。
2008年第17回国際音楽祭「ヤング・プラハ」にソリストとして出演。2009年広上淳一指揮/東京音楽大学シンフォニーオーケストラのヨーロッパツアー、2012年小泉和裕指揮/仙台フィルハーモニー管弦楽団の東北ニューイヤーコンサートツアーにソリストとして同行。その他、大友直人指揮/東京交響楽団、小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団、広上淳一指揮/京都市交響楽団、L.ヴィオッティ指揮/ビルバオ交響楽団、A.サラド指揮/セビーリャ王立交響楽団等、国内外の主要オーケストラと共演。室内楽ではNHK交響楽団首席メンバーをはじめ久保陽子(Vl.)、二村英仁(Vl.)、千住真理子(Vl.)の各氏等と共演している。
主要なリサイタルは2011年東京文化会館小ホール、2013年紀尾井ホール、2016年浜離宮朝日ホールにおいて開催され、各誌で好評を博した。2019年東京オペラシティ主催「B→C」に出演。またNHK-FM「名曲リサイタル」「リサイタル・ノヴァ」にも出演。日本各地をはじめ、ヨーロッパ各地でも演奏活動を行っている。
録音ではライヴ・ノーツより2012年「Hiroo Sato plays 3 Sonatas」、2017年「Hiroo Sato Piano Recital」(レコード芸術準特選盤)、2018年「Japonisme菅井知延子作品集」の3枚のアルバムをリリースしている。
現在岩手大学特命准教授、東京音楽大学講師として後進の指導にあたる。全日本ピアノ指導者協会正会員。
[受賞歴]
2004年第58回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位、併せて野村賞・都築音楽賞受賞
2006年第1回野島稔・よこすかピアノコンクール第1位
2007年第76回日本音楽コンクール第1位、併せて野村賞・井口賞・河合賞受賞
2010年第4回仙台国際音楽コンクール第3位
2011年第5回サン・ニコラ・ディ・バーリ国際ピアノコンクール第1位、併せてF.リスト2011特別賞・批評家賞受賞(イタリア)
2015年第21回リカルド・ビニェス国際ピアノコンクール第2位(スペイン)
2015年第36回霧島国際音楽祭賞受賞
2016年第62回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール第1位、併せて聴衆賞・グラナドス賞受賞(スペイン)
2020年令和元年度岩手県文化スポーツ表彰(文化分野)
沼沢 淑音(ぬまさわ よしと / ピアノ)
桐朋女子高等学校音楽科ピアノ科を首席で卒業、あわせて桐朋学園音楽部門より特別奨学金を授与される。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを経て公益財団法人ロームミュージックファンデーションの奨学生としてエリソ・ヴィルサラーゼ氏のもと2015年にモスクワ音楽院を卒業。
これまでに杉安礼子、故ウラジーミル・竹の内、辻井雅子、佐藤辰夫、広瀬康、野島稔、ミハイル・カンディンスキー、エリソ・ヴィルサラーゼの各氏に師事。
素晴らしい輝かしいピアニストで私は彼の特別な繊細な感受性と音楽への献身に心動かされました。(アルゲリッチ氏)
音楽に普遍的なアプローチをする事ができる個性的で創造的なアーティスト(ネルセシアン氏)と称賛される。
若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール、マウロ・パオロ・モノポリー国際ピアノコンクール、ケルン国際音楽コンクール三位入賞、
シュニトケ国際コンクール優勝、ポリーニも優勝した歴史あるポッツォーリ国際ピアノコンクールで優勝。
また浜松国際ピアノコンクールに参加し「ネルセシアン賞」「( 公 財 )アルゲリッチ芸術振興財団賞 」を受賞しアルゲリッチ氏より別府アルゲリッチ音楽祭に招待され演奏する。
室内楽にも積極的に取り組み、2010年﨑谷直人(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)とトリオのCDをリリース、2019年鍵冨弦太郎(ヴァイオリン)とデュオのCDをリリース、また同年西村尚也(ヴァイオリン)、ルドヴィート・カンタ(チェロ)との宗次ホールでのライブ演奏のトリオのCDがレコード芸術誌で準特選盤に選出されている。
外山雄三、沼尻竜典、山田和樹、ミヒャエル・ザンデルリング指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団、アンサンブル金沢、日本フィルハーモニー交響楽団、ケルン放送管弦楽団等と共演。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭等、日本国内各地はじめスペインやイタリア、ドイツ、フランス、ロシア、ベラルーシ、中国等の音楽祭に出演。
2017年4月より桐朋学園非常勤講師。
エマヌエル・リモルディ(ピアノ)
ロシアン・ピアノスクールに育まれた新星イタリア人ピアニスト
ルーマニア人の母とイタリア人の父の間にミラノに生まれる。 ミラノ・ヴェルディ音楽院にてピアノ科と作曲科を卒業後、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院にて、
エリソ・ヴィルサラーゼ氏の元で5年間研鑽を積む。
トップ・オブ・ザ・ワールド国際コンクール(ノルウェー)で見事優勝を果たす。その後、マンハッタン国際音楽コンクール(アメリカ)にてグランプリ受賞及び、審査委員長を務めたイーヴォ・ポゴレリチ氏よりポゴレリチ賞の授与をきっかけに国際舞台に姿を現す。
トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノコンクール優勝後、ノルウェーにて演奏会やマスタークラス、ミラノ大学哲学学部では音楽と哲学の関係性についての講座を受け持つ。 これまでに、カーネギーホール(ニューヨーク)、ウィグモアホール(ロンドン)、ルクセンブルク・フィルハーモニック、ガスタイクホール(ミュンヘン)、サル・コルトー(パリ)、ゲヴァントハウス(ライプツィヒ)、ハノーファー・北ドイツ放送フィルハーモニック、ローマ・オペラ座、ヴェルディ音楽院大ホール(ミラノ)、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ国際音楽会館等で演奏すると共に、国際ベートーヴェン・ホール音楽祭(メキシコ)、マイアミ・ピアノ音楽祭、キャッストン音楽祭(アメリカ)、ドゥシニキ国際ショパン・ピアノ音楽祭(ポーランド)など数々の主要音楽祭に出演し、熱狂的な支持を得る。各地の新聞等でも絶賛された。
ドゥシニキ国際ショパン・ピアノ音楽祭での演奏は、ポーランド・ナショナル・ラジオにて、ドイツ国内で行われたリサイタルは各地ラジオ放送局(NDR (ハンブルグ)、 MDR (ライプツィヒ)、ARD (ミュンヘン))にて放送され、モスクワ国際音楽会館にて行われたメトロ・コンサート・アート室内楽音楽祭での演奏は、ロシア国内テレビの文化チャンネルにて放送された。
2017年に行われたアメリカコンサートツアーを皮切りに、
2018年には日本(東京、日経ホール・大阪、大阪大学会館ホール)、ドイツ(エルプフィルハーモニー・ハンブルグ、ムジークフロインデ・オルデンブルグ)、ロシア(モスクワ国際音楽会館、ソチ・フィルハーモニー)にてデビュー。
これまでにフランス、スペイン、イタリアにて国際コンクールの審査員として携わり、近年はノルウェー、イタリア、日本等各地マスタークラスにて後進の指導にもあたる。 また、いくつかの映画音楽の作曲も手がけている。
2019年11月には横浜みなとみらいホール等にて3度目となる日本ツアーを開催。2020年には王子ホール、サントリーホール、白寿ホール、大阪大学会館ホール他、主要ホールでのリサイタルを予定している。
同年より、演奏活動の後、ロビーにて環境保全活動を行なっているWWFジャパン(世界自然保護基金)の活動を紹介するとともに募金を募る。
入江 一雄(いりえ かずお / ピアノ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学・同大学院を首席で卒業・修了。東京藝大シンフォニーオーケストラ・ドイツ公演(Young Euro Classic)ではソリストとして同行し、ベルリン・コンツェルトハウスにて細川俊夫作曲「沈黙の海」を協演した他、熊本ユースシンフォニーオーケストラ第42回定期演奏会にてプロコフィエフ作曲ピアノ協奏曲第3番を協演し、熊本初演を果たした。
第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、第1回コインブラ・ワールド・ピアノ・ミーティング(ポルトガル)第5位入賞他受賞多数。幅広いレパートリーの中でもライフワークとしているプロコフィエフのピアノソナタ全曲演奏会を成功させる等のソロ活動に加え、新日本フィル・東京フィル・日本フィル・芸大フィルなどの国内主要オーケストラとの共演や、若手演奏家からベテラン奏者まで幅広い音楽家との室内楽・アンサンブル機会も多い。近年ではN響コンサートマスター篠崎史紀氏から絶大な支持を受け、同氏リサイタルや室内楽公演で多くの共演機会を得る。
日本全国はもとより、モスクワ、ロンドン、ベルリン、ラヴェンナ(イタリア)、コインブラなどの都市で公演。2012・2013年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション・2015年度文化庁(新進芸術家海外研修制度)より助成を受け、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院研究科に在籍し、世界的巨匠であるエリソ・ヴィルサラーゼ氏に師事。2016年夏に修了しディプロマ取得。現在、東京藝術大学、昭和音楽大学にて教鞭をとる。王子ホールレジデンス「ステラ・トリオ」メンバー。
コメンテーター
館石 侑里香(たていし ゆりか / ピアノ)
2011年情熱の日・芸術祭コンクールシューレで部門最優秀賞及びESC賞を受賞し、2012年、ロシアのクリンにて音楽祭に出演。ロシアのモスクワ国立音楽院予備科に入学し、本科を卒業、現在大学院1年。2016年ブルガリアにてスクリャービン・ラフマニノフ国際コンクールで第2位。これまでにピアノを、皆川直美、宮澤功行、アレクサンドル・ヴェルシーニン、アンナ・ニコラエヴァに、伴奏法をアリストーチェリ・コンスタンチニジ、室内楽をコンスタンチン・マスリューク各氏に師事。
奈良 綾香(なら あやか / ピアノ)
大阪府(和泉市)生まれ。5歳よりピアノを始める。
大阪府立夕陽丘高等学校音楽科卒業。高校在学中、第20回和歌山音楽コンクール声楽部門優秀伴奏者賞受賞、また卒業時、ソリストに選ばれ、NHKホール(大阪)で行われた第12回定期演奏会に出演。同志社女子大学音楽学科を卒業。大学卒業時、ソリストに選ばれ卒業演奏会に出演。 ロシアのピアニズムに魅せられ、2015年渡露。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に入学し、スタニスラフ・イゴリンスキー氏のもと二年間研鑽を積む。
2008年アンサンブル堺と共演。第52回なにわ芸術祭出演。第8回ロマンチィズム国際コンクール(ロシア)ディプロマ受賞。2016年、2017年大阪でソロリサイタルを開催、Happiness推薦concert 2017、2019に出演。2018年アンサンブル神戸と共演。
これまでに辻田順子、本田真奈、佐藤美秋、中野慶理、スタニスラフ・イゴリンスキーの各氏に、伴奏法をスヴェトラーナ・バンダレンコ氏に師事。
和泉市音楽家連盟「音の和」会員。現在、後進の指導にあたるほか、合唱団の伴奏ピアニスト等も務める。“人の心に届く音楽を”をモットーに幅広く活動中。
大熊 勇希(おおくま ゆうき / チェロ)
10歳よりチェロを始める。京都市立芸術大学卒業。チューリッヒ芸術大学大学院修了。第2回いかるが音楽コンクール音大生の部1位。 大阪国際コンクール入選。樫本大進プロデュース「ル・ポン音楽祭」のプレコンサートに出演。
2017年スイス・ビエンヌ国際夏季音楽アカデミーで、 ウェン=シン・ヤン氏のマスタークラスを受講。ZHdK Stringsメンバーとしてイタリア、アイスランドで演奏会を行う。 これまでに、故杉山實、佐野有紀、林口眞也、上村昇、上森祥平に師事。チューリッヒ芸術大学にて、Martina Schucan、バロックチェロをMartin Zellerの各氏に師事。現在は関西を中心にオーケストラの客演や演奏活動をしている。国際楽器社講師、ひばり音楽教室講師。